AtomS3 Liteの使い方、端子配列、初期設定をサンプルプログラムで詳しく紹介

AtomS3 Liteの使い方アイキャッチ
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「Atom Lite」の高機能版「AtomS3 Lite」の使い方を、端子配列、開発環境別の初期設定、「Atom Lite」との違い等やサンプルプログラムを使った動作確認まで詳しく紹介します。


「Atom Lite」については以下のリンクで詳しく紹介しています。

ATOM LITE プログラミング初心者におすすめ超小型で高機能!
マイコンボードはRaspberry Pi、Arduino、M5Stack等がありますが、一通りやってみてそれぞれの良さはあるものの「最初に何を?」と聞かれたらATOM LITEが一番お手軽♪プログラミング初心者におすすめ

液晶画面付の「AtomS3」についても、以下のリンクで詳しく紹介しています。

AtomS3の使い方、端子配列、開発環境、サンプルプログラムで詳しく紹介
プログラミング学習も電子工作もこれ1台でOK!コンパクトな設計に液晶画面,WiFi,シリアル通信,6軸センサまで搭載したAtomS3について詳しく紹介します。
AtomS3の便利な使い方、日本語表示、並列処理、PWM、カウントダウンタイマ
M5GFXライブラリを使用した日本語表示やスプライト表示、マルチタスク(並列処理)による時間カウントやPWM制御での外付けブザーの使い方等について詳しく紹介します
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1.AtomS3 Liteとは

「AtomS3 Lite」とは「M5Stackテクノロジー社」のマイコンボードで「Atom Lite」の高機能版です。サイズは縦24mm、横24mm、高さは9.5mmと小型ですが、シリアル通信はもちろんWi-Fiも使えます。

他にも本体正面ボタンが1個、赤外線LED(送信のみ)、入出力端子、GROVEコネクタ、USB Type-Cが搭載されています。基板剥き出しではなくケースに入っているので安心して使用できます。

拡張ユニットも豊富でこれらのユニットを接続すれば、SDカードやGPS、バーコードリーダー、スピーカー、リレー、RS-232C/RS-485/CAN等の通信を使用することができます。

これらの機能をプログラムで自由に使用することができるので電子工作やプログラミング学習等に最適です。

プログラムは「C言語」ベースの「Arduino IDE」「PlatformIO」や「Python(MicroPython/CircuitPython)」「ビジュアルプログラミング(UiFlow)」で作成できます。
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2.外観

「AtomS3 Lite」の梱包状態や外観は以下のようになります。
価格は「スイッチサイエンス」さんで1400円程です。

AtomS3 Liteの使い方、外観
AtomS3 Liteの使い方、外観
AtomS3 Liteの使い方、外観
「USB Type-C」ケーブルは付属しませんので、別途用意する必要があります。
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3.基本仕様(Atom Liteとの比較)

基本的な仕様を「Atom Lite」と比較して以下表にまとめました。
色以外の見た目は「Atom Lite」と同じですがコントローラ(MCU)が変更になったため、端子番号が全て変更になっています。(太字が変更箇所)

仕様(Resources)AtomS3-LiteAtom-Lite
コントローラ(MCU)ESP32-S3FN8ESP32-PICO-D4
メモリ(Flash)8MB4MB
電源(Power Input)5V5V
通信ポート(Port)TypeC x 1
GROVE(I2C + I/O + UART) x 1
TypeC x 1
GROVE(I2C + I/O + UART) x 1
出力端子(PIN Port)G5/ G6/ G7/ G8/ G38/ G39G19/ G21/ G22/ G23/ G25/ G33
フルカラーLED(RGB)WS2812B-2020 x 1SK6812 3535 x 1
赤外線通信(IR)Infrared transmission (G4)Infrared transmission (G12)
本体ボタン(Button)Custom button x 1 (G41)
Reset button x 1 (2s → G0)
Custom button x 1 (G39)
Reset button x 1
通信アンテナ(Antenna)2.4G 3D Antenna2.4G 3D Antenna
使用温度(Operating Temperature)0°C 〜 40°C0°C 〜 60°C
本体重量(Net weight)5.3g3g
製品サイズ(Product Size)24 × 24 ×9.5mm24 × 24 × 10mm
本体色(Color)白(White)灰色(Gray)

メモリが増えて4MBから最大8MBまで使えるようになりました。
フルカラーLEDは変更されてますが使用方法は同じです。

その他、使用温度範囲や重さ、本体色が変わって、ちょっと小さくなっています。
色が白くなったので、LEDの色がより鮮やかで綺麗になったような印象です。

「AtomS3 Lite」ではデバッグもできるようになりました。
ステップ実行やブレークポイントを設定して動作確認できるようになってとても便利です。
「UiFlow」を使おうと「M5Burner」でファームウェアの書き込みを行いましたが、この時に通信モードが変わる(COM番号が変更される)ようです。今日の時点で「UiFlow」に「AtomS3」がなかったので・・・詳細は後日書きたいと思います。
ファームウェアを書き込み後にArduinoIDE等で通常書き込みをしようとすると認識しませんでした。
この時にリセットボタンを長押しするとモード(COM番号)が戻って書き込みできました。
リセットボタンの長押しはファームウェアの書き込みモードの切り替え用のようです。
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4.本体機能、端子配列

端子配列は下画像のようになります。

AtomS3-Liteの使い方、端子配列

・入力/出力:入出力端子として使用可能
・ADC:アナログ入力(12ビットA/D変換)として使用可能
・Touch:タッチスイッチとして使用可能
・SDA・SCL:I2C通信のデフォルト端子(ソフトウェアシリアルで他の入出力端子でも使用可)


ほとんどの端子でタッチスイッチ機能が使えるようになりました。使ってみると意外に使えたので以下のリンクで詳しく紹介しています。

Arduinoタッチスイッチの使い方、M5Stack AtomS3 Lite使用
標準のタッチスイッチ機能が意外と使える!Arduinoコマンドで簡単な使い方から感度調整方法までサンプルプログラムで詳しく紹介。使った事ない人必見です!
電源5V、3.3Vは現状は出力用と考えています。
回路図が公開されてないのでわかりませんが、5Vは入力もできる可能性はあります。USBを抜いておけば使える気はしますが、詳細不明なため現状ではやらないようにしています。
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5.端子機能詳細

端子機能の詳細は下表のようになります。
※入出力欄で(pu)の記載がある端子は入力でプルアップ設定可能な端子です。

AtomS3-Liteの使い方、端子機能

アナログ入力端子が増えて便利になりましたが「DAC(アナログ出力)」は無くなりました。
「DAC」を使う場合は以下のような外付けのDACユニットを使用する必要があります。

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6.開発環境別初期設定、使い方

開発環境として「ArduinoIDE」と「PlatformIO」の使い方を「初期設定」から必要な「ライブラリ」の追加、「プログラムの書き込み」方法まで詳しく紹介します。

※2024/3/6最新情報にて確認中です。発売当初は色々癖がありましたが、現在は以下の設定で普通に使えそうです。
・ボード設定:ArduinoIDEはM5ATOMS3/PlatformIOはM5Stack AtomS3
・ライブラリ:
M5AtomS3 バージョン1.0.0
       FastLED バージョン3.6.0
       M5Unified バージョン0.1.13
更新が追いついていませんが順次更新していきます^^;

・Arduino IDE

「Arduino IDE」を使用した「AtomS3 Lite」の使い方を紹介します。
手軽に動作確認したい場合は「ArduinoIDE」、本格的にプログラミングするならこの次に紹介する「PlatformIO」がおすすめです。

「Arduino IDE」のインストール方法は以下のリンクで詳しく紹介しています。

M5StackシリーズのためのArduino IDEのインストール方法と初期設定、使い方紹介
ArduinoIDEバージョン2のインストール方法から初期設定、スケッチ例の書き込み、コピペでの使い方まで詳しく紹介します。インストールはArduinoでも同じです。

ArduinoIDEのインストールから初期設定までは「M5Stackシリーズ」で共通です。

ArduinoIDEの初期設定完了後に以下の手順で、使用する「ボード選択」と「ライブラリの追加」「通信ポートの確認」を行なって「書き込み」を行います。

ボード情報の更新

まずはボード情報を最新のものに更新しておきましょう。
下画像のように[ツール]→[ボード:”(ここは環境によって異なります)”]→[ボードマネージャ]をクリックしてください。

AtomS3 Liteの使い方ArduinoIDEの初期設定

下画像のようなウインドウが表示されたら検索窓に「atoms3」と入力すると「M5Stack」が表示されるので[更新]をクリックします。

AtomS3 Liteの使い方ArduinoIDEの初期設定

更新には結構時間がかかります。しばらく待ちましょう。
以下のようにバージョンが変更されれば更新完了です。

AtomS3 Liteの使い方ArduinoIDEの初期設定
バージョンは頻繁に更新されるためバージョン番号は上画像と異なる場合があります。
また、バージョンによってはうまく動かない時もあるため、場合によっては古いバージョンで動作確認すると動くこともあります。

ライブラリの追加

次にライブラリの追加を行います。
「AtomS3 Lite」を動かすために最低限必要なライブラリは以下の3点です。

・M5AtomS3
・FastLED
・M5Unified

ライブラリを追加するには下画像のように[ツール]→[ライブラリ管理]をクリックします。

AtomS3 Liteの使い方ArduinoIDEの初期設定

下画像のようなウインドウが表示されたら検索窓に「atoms3」と入力します。
「M5AtomS3」が表示されますので[インストール]をクリックします。

AtomS3 Liteの使い方ArduinoIDEの初期設定

下画像のように「M5AtomS3」ライブラリに関連する他のライブラリもまとめてインストールするかを聞いてきますが、現時点ではエラーが発生したため「M5AtomS3」だけをインストールする[Install ‘M5AtomS3’ only]をクリックしてください。

AtomS3 Liteの使い方ArduinoIDEの初期設定

以下のように[INSTALLED]が表示されれば追加完了です・

AtomS3 Liteの使い方ArduinoIDEの初期設定
同じ手順で「FastLED」と「M5Unified」ライブラリも検索して[インストール]して追加を行なってください。

使用するボード選択

次にボードの選択を行います。
下画像のように[ツール]→[ボード:”(ここは環境によって異なります)”]→[M5Stack Arduino]→[M5Stack-ATOMS3]をクリックして選択します。

AtomS3 Liteの使い方ArduinoIDEの初期設定
「M5Stack-ATOMS3」が表示されていない場合は「ArduinoIDE」を一度閉じて、再度開いてから確認してみましょう。

通信ポートの選択

最後に通信ポートの選択を行います。
「AtomS3 Lite」をUSBケーブルでパソコンと接続します。

既に接続済みの場合でも、ボードの更新やメインライブラリの追加を行なった後には再度接続し直した方が良いです。うまく認識しない場合は「ArduinoIDE」を一度閉じて、再度開いてから確認してみましょう。

下画像のように[ツール]→[シリアルポート:”(COM番号は環境によって異なります)”]→[COM番号(M5Stack-ATOMS3)]をクリックして選択します。

AtomS3 Liteの使い方ArduinoIDEの初期設定

以上で初期設定は完了です。

プログラムの書き込み

プログラムの書き込みは下画像のように、プログラムを作成またはコピペして[→]アイコンをクリックします。
画面下部に「ボードへの書き込みが完了しました」と表示されたら書き込み完了です。

サンプルプログラムは「こちら」を使用してください。

AtomS3 Liteの使い方ArduinoIDEの初期設定

・PlatformIO

「PlatformIO」を使用した「AtomS3 Lite」の初期設定から書き込み方法まで紹介します。
本格的にプログラミングするなら書き込みが早い「PlatformIO」がおすすめです!

「PlatformIO」のインストール方法は以下のリンクで詳しく紹介しています。
「VS Code」と「Python」のインストールも別途必要になりますのでリンクを載せておきます。

インストール順は「① VS Code」「② Python」「③ PlatformIO」です。

Visual Studio Code (VSCode)のインストールと日本語化から基本設定まで紹介
簡単高機能エディタ「VS Code(Visual Studio Code)」のインストールから初期設定まで紹介。 様々な...
pythonのダウンロードからインストール方法の紹介
人気のプログラミング言語 python のインストール方法の紹介です。python はアプリ開発やWebサイト構築、ディ...
PlatformIO のダウンロードからインストールの紹介。Arduino IDEより速い!高性能!
Platform IOとは VSCode(エディタ)で動作する、IDEと呼ばれる統合開発環境です。 Arduino IDEでも開発できますが、見やすさ、編集のしやすさ、書込みスピード、どれをとってもPlatform IOの方がおすすめです

初期設定については以下リンク詳しく紹介している「ATOM LITE」の初期設定と同じ手順で、選択する「ボード」と追加する「ライブラリ」が異なります。

ATOM LITE の初期設定。プログラミング初心者におすすめ
Platform IOを使用した ATOM LITE の初期設定です。ファイルを作成、必要なライブラリの準備、初期設定方法を紹介。実際に「Lチカ」プログラムを「コピペ」で書き込み動作確認まで行います。

ボード情報の更新

まずは下画像のように「PlatformIO」の画面左下の「ホーム」アイコンをクリックして「HOME」画面を表示させます。

AtomS3 Liteの使い方PlatformIOの初期設定

次にボード情報の更新のため、下画像のように[Platforms]アイコンのクリックで表示される画面の[Updates]をクリックし「Espressif32」の欄に表示されている[Update to *.*.*(バージョン番号は異なる場合があります)]ボタンをクリックします。

アップデートが始まりますが結構時間がかかるのでしばらく待ちましょう。

AtomS3 Liteの使い方PlatformIOの初期設定
「Updates」に「Espressif32」が表示されていない場合は「Installed」からインストールを行なってください。

新規プロジェクトの作成

次に[Home]アイコンをクリックして、下画像のように[New Project]をクリックします。

AtomS3 Liteの使い方PlatformIOの初期設定

下画像のようなウインドウが表示されるので「Name:」に任意のファイル名(ここではAtomS3_Lite)を入力します。

次に「Board:」に「esp32-s3-devkit」を入力すると、その下に「Espressif ESP32-S3-DevKitC-1-N8」が表示されるのでこれをクリックして選択します。

※2024/3/6最新情報にて確認中です。ボード設定の「Board:」では「M5Stack AtomS3」が表示されるので、これを選択してください
画像の更新が追いついていませんが順次更新していきます^^;
AtomS3 Liteの使い方PlatformIOの初期設定

下画像のように設定が完了したら[Finish]ボタンをクリックします。

AtomS3 Liteの使い方PlatformIOの初期設定

画面に下画像のようなウインドウが表示されます。
自分で作成したファイルであれば問題ありませんので[はい]をクリックします。

AtomS3 Liteの使い方PlatformIOの初期設定

ライブラリの追加

作成したプロジェクトに必要なライブラリを追加していきます。
「AtomS3 Lite」を動かすために最低限必要なライブラリは以下の3点です。

・M5AtomS3 バージョン1.0.0
・FastLED バージョン3.6.0
・M5Unified バージョン0.1.13

バージョンは動作確認済のバージョンです。基本的には最新バージョンを使用し、うまく動かない場合は上記のバージョンでお試しください。

ライブラリを追加するには下画像のように[Libraries]アイコンをクリックして、検索窓に「atoms3」を入力し[虫眼鏡]アイコンをクリックします。

「M5AtomS3」ライブラリが表示されるのでこれをクリックします。

AtomS3 Liteの使い方PlatformIOの初期設定

次の画面では下画像のように[Add to Project]ボタンをクリックします。

AtomS3 Liteの使い方PlatformIOの初期設定

下画像のようなウインドウが表示されたら[Select a project]部右の矢印部をクリックすると、ドロップダウンリストに先ほど作成したプロジェクト名(ここではAtomS3 Lite)が表示されるのでこれをクリックして選択します。

AtomS3 Liteの使い方PlatformIOの初期設定

プロジェクトの選択が完了したら[Add]ボタンをクリックします。

AtomS3 Liteの使い方PlatformIOの初期設定

同じ手順で「FastLED」ライブラリも検索して、表示されるリストから下画像のようにクリックして追加していきます。

AtomS3 Liteの使い方PlatformIOの初期設定
AtomS3 Liteの使い方PlatformIOの初期設定
AtomS3 Liteの使い方PlatformIOの初期設定
「M5Unified」ライブラリも同様にインストールしてください。

以上で初期設定が完了しました。

設定情報の確認

下画像のように画面左のリスト(表示されていない場合は左リストのプロジェクト名をクリック)の「platformio.ini」をクリックすると、設定したボード情報(board =)や追加されているライブラリ(lib_deps =)が確認できます。

AtomS3 Liteの使い方PlatformIOの初期設定
※2024/3/6最新情報にて確認中です。
上画像では「board = esp32〜」になってますが、現在は「m5stack-atoms3」となります。また「M5Unified」がありませんが、必要ですのでインストールしておいてください。
最新版の「platformio.ini」の内容は下画像になります。
ATOMS3 PlatformIO.ini設定内容

プログラムの書き込み

プログラムの書き込みは「main.cpp」ファイル内にプログラムを作成またはコピペして、下画像のように[→]アイコンをクリックして行います。

サンプルプログラムは「こちら」を使用してください。
初回のみ、下画像のように必要なツールのインストールから始まります。

AtomS3 Liteの使い方PlatformIOの初期設定

画面下部に「SUCCESS」と表示されたら書き込み完了です。

AtomS3 Liteの使い方PlatformIOの初期設定
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7.サンプルプログラム(コピペ)

基本的な入出力端子の機能を確認するためのサンプルプログラムを以下に準備しました。

本体ボタンと外付けスイッチによる「Lチカ」や外付けボリュームを使用したアナログ入力によるフルカラーLEDの色を変化させる等の動作が確認できます。

サンプルプログラムは以下になります。「コピペ」して書き込んでください。
※下コード(黒枠)内の右上角にある小さなアイコンのクリックでコピーできます。

#include <M5AtomS3.h> // ヘッダーファイル準備(別途FastLEDライブラリをインストール)

#define INPUT_PIN0 39  // 外部スイッチ1
#define INPUT_PIN1 38  // 外部スイッチ2
#define OUTPUT_PIN0 5  // 外部LED
#define AN_PIN0 1      // ボリューム入力
#define COUNT 100      // シリアル出力タイミングカウント値

// FastLEDライブラリでフルカラーLEDを使用するための設定
CRGB dispColor(uint8_t r, uint8_t g, uint8_t b) {
  return (CRGB)((r << 8) | (g << 16) | b);
}
// 変数宣言
float ad_val;     // アナログ入力値格納用
float ad_volt;    // アナログ入力値格納用
float r,g,b;      // LED明るさ指定用(赤、緑、青)
bool state = LOW; // フルカラーLED点灯確認用
int cnt = 0;      // カウンタカウント用

// 初期設定 -------------------------------------------------
void setup() {
  auto cfg = M5.config(); // 本体初期設定
  AtomS3.begin(cfg, true);

  Serial.begin(9600); // USBシリアル通信初期化
  delay(1000);        // シリアル出力開始待ち
  Serial.println("AtimS3 Lite TEST"); // シリアル通信出力

  // 入力ピン設定
  pinMode(INPUT_PIN0, INPUT_PULLUP); // 入力設定1(プルアップ)
  pinMode(INPUT_PIN1, INPUT_PULLUP); // 入力設定2(プルアップ)
  // 出力ピン設定
  pinMode(OUTPUT_PIN0, OUTPUT);    // 出力設定
  digitalWrite(OUTPUT_PIN0, HIGH); // 出力初期値
  // アナログ入力設定
  pinMode(AN_PIN0, ANALOG); //アナログ入力設定

  AtomS3.dis.drawpix(0); // 本体LED消灯
}
// メイン ---------------------------------------------------
void loop() {
  AtomS3.update(); // ボタン状態初期化

  // アナログ入力処理
  ad_val = analogRead(AN_PIN0); // アナログ換算値(0~4095)取得

  // 本体ボタン処理
  if (M5.BtnA.wasPressed()) { // ボタンが押されていれば
    state = !state; // state状態反転
  }
  // 本体フルカラーLED色可変
  if (state == HIGH) {      // stateがHIGHなら
    if(ad_val < 1365) {     // アナログ値が1365より小さいなら赤、緑指定
      g = (ad_val / 5.353); // 緑を指定(0~255へ換算)
      r = 255 - g;          // 緑が明るくなったら赤を暗く
    } else if(ad_val >= 1365 && ad_val < 2730) { // アナログ値が1365以上2730より小さいなら赤、緑指定
      b = ((ad_val - 1365) / 5.353); // 青を指定(0~255へ換算)
      g = 255 - b;                   // 青が明るくなったら緑を暗く
    } else if(ad_val >= 2730) {      // アナログ値が1365以上なら青、赤指定
      r = ((ad_val -2730) / 5.353);  // 赤を指定(0~255へ換算)
      b = 255 - r;                   // 赤が明るくなったら青を暗く
    }
    AtomS3.dis.drawpix(dispColor((int)r, (int)g, (int)b)); // フルカラーLED点灯色指定
  } else {                                  // stateがHIGHでなければ
    AtomS3.dis.drawpix(dispColor(50, 50, 50)); // フルカラーLED白点灯
  }
  // 外部スイッチ入力、外部LED ON/OFF
  if (digitalRead(INPUT_PIN0) == LOW && digitalRead(OUTPUT_PIN0) == HIGH) { // スイッチA ONで外部LED消灯なら
    digitalWrite(OUTPUT_PIN0, LOW);         // 外部LED点灯
  }
  if (digitalRead(INPUT_PIN1) == LOW && digitalRead(OUTPUT_PIN0) == LOW) {  // スイッチB ONで外部LED点灯なら
    digitalWrite(OUTPUT_PIN0, HIGH);        // 外部LED消灯
  }
  // アナログ入力値 - 電圧換算値 シリアル出力
  if (cnt == COUNT) {                            // カウント終了なら
    ad_volt = 3.3 - (ad_val * 3.3 / 4095);       // アナログ入力電圧換算 0V〜3.3V(0〜4095)
    Serial.printf("VOLT : %.2fV\n", ad_volt); // シリアル出力
    cnt = 0;                                     // カウント値初期化
  }
  cnt++; // カウント+1
  AtomS3.dis.show(); // 本体フルカラーLED出力
  delay(10); // 遅延時間
}

フルカラーLEDを制御する「FastLED」と「シリアル出力」の使用方法が「Atom Lite」の時と変わっていたので以下抜粋して紹介します。

FastLEDでのフルカラーLEDの制御方法

// FastLEDライブラリでフルカラーLEDを使用するための設定
CRGB dispColor ( uint8_t r, uint8_t g, uint8_t b ) {
return ( CRGB )( ( r << 8 ) | ( g << 16 ) | b );
}
// LEDの消灯

M5.dis.drawpix ( 0 );
// LEDの点灯色をRGB値(0〜255)で設定(赤, 緑, 青)
M5.dis.drawpix ( dispColor ( 20, 20, 20 ) );
// LED色を設定した色で点灯

M5.dis.show ( );

シリアル出力の使用方法

シリアル出力は以下のように指定して使用します。

Serial.begin ( 9600 ); // USBシリアル通信初期化(通信速度指定)
USBSerial.println ( “出力内容” ); // シリアル通信出力
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8.配線図

サンプルプログラムの動作確認をするための配線図は下画像のようになります。

AtomS3 Liteの使い方、配線図
外付け部品は無くても、本体のボタンとLEDを使用した「Lチカ」の動作確認はできますが、外付け部品を使用することで全ての動作確認ができます。

実際にブレッドボードを使用して下画像のように配線しました。
「AtomS3 Lite」とブレッドボードの接続はピンヘッダーを使用、スイッチやボリュームの固定には「LEGOブロック」の「コネクターペグ」等を使用します。

AtomS3 Liteの使い方、動作確認
AtomS3 Liteの使い方、動作確認

「AtomS3 Lite」をピンヘッダーに差し込み、スイッチユニット等は上画像のように取り付けます。

AtomS3 Liteの使い方、動作確認

ブレッドボード上に載せた「LEGO」のコネクターペグ等を使うことで各ユニットをコンパクトに固定できます。


スイッチやボリュームユニットについては以下のリンクで詳しく紹介しています。

ボリューム(可変抵抗器)の使い方、つなぎ方、抵抗値計算等を回路図も使って詳しく解説
ボリュームというと音量調節のイメージですが、明るさや回転数等を調整するのにも使用されます。「抵抗(固定抵抗器)」が固定の抵抗値を持つのに対して「可変抵抗器」は抵抗値を調整することができます。このボリューム(可変抵抗器)について紹介します。
スイッチ(操作用)の使い方。便利なスイッチユニットについても詳しく紹介
スイッチとは「開閉器」とも呼ばれ電気の通り道をつないだり開いたりするものです。 スイッチには人が操作して動作する「操作スイッチ」と、状況によって動作する「検知スイッチ(センサー)」があります。 ここでは「操作スイッチ」について紹介します。
LED(発光ダイオード)の使い方。Lチカでの動作確認方法
LEDが登場するまで光源としては白熱電球が主流でした。白熱電球は電気を熱に変えて光りますがLEDは+と-の電気が結合する時のエネルギーで光り、電気を直接光に変換するため発光効率が非常に良いです。

ブレッドボードは1列の穴数が6個あるサンハヤトの「SAD-101」がおすすめです。
安価なものはありますが、ほとんどが1列の穴数が5個で自由度がなく、ボードが歪んでいたり、抜き差しが硬かったり緩かったりするものが多いように思います。

ここで使用したオスピン付きの「Groveコネクタ」配線は「Seeedstudio社」製で「M5Stack社」製のGrove配線とは白と黄が逆になっています。
「スイッチユニット」に表示されている「A(白)」と「B(黄)」の表示の色とも逆になってますので間違えないようにしましょう。

スイッチとボリュームユニットには「LEGOブロック」互換の穴が空いているため「テクニックシリーズ」の「コネクターペグ」を使用して固定すると配線がスッキリします。

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9.動作確認

サンプルプログラムの動作は以下のようになります。

AtomS3 Liteの使い方、動作確認

電源を入れると本体LEDが白色に点灯します。

AtomS3 Liteの使い方、動作確認

スイッチユニットの青ボタンを押すと外付けLED赤が点灯します。

AtomS3 Liteの使い方、動作確認

スイッチユニットの赤ボタンを押すと外付けLED赤が消灯します。

AtomS3 Liteの使い方、動作確認

本体ボタンを押すと本体のLEDが赤色に変わります。

AtomS3 Liteの使い方、動作確認

ボリュームを回すとフルカラーLEDの色が変化するのが確認できます。

開発環境のシリアルモニタで確認すると、ボリュームで操作するアナログ入力の電圧値(0〜3.3V)が変化するのが確認できます。

外付けユニット無しで本体のみの場合は、本体ボタンのON/OFFでLEDの色が白赤に変化する「Lチカ」の動作確認ができます。
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10.まとめ

「AtomS3 Lite」の使い方を、端子配列、開発環境別の初期設定からサンプルプログを使用した動作確認方法まで紹介しました。

「AtomS3 Lite」は「Atom Lite」の高機能版で、メインコントローラ(MCU)が変更になり、使用できる端子番号が全て変更されました。
ボード設定も異なり、プログラムコマンドも「FastLED」や「シリアル出力」等は使い方が変わるため「Atom Lite」から置き換える時には修正が必要となります。

Flashメモリは8MBまで使えるようになり自由度が増しました。
寸法は若干小さくなり、本体色が白くなったのでフルカラーLEDがより鮮やかで綺麗に見える印象です。

久しぶりに「ATOM」を使いましたが、このサイズでケースに入っていて、Wi-FiやI2C等ほとんどの通信が使えて、I/OもAD変換も自由に扱える「ATOM」は本当に扱いやすいデバイスと改めて思いました、デバックまでできるようになったのでさらに便利になりました。

デバッグ機能の使い方やUiFlowでの使い方等も、また紹介していきたいと思います。

「AtomS3 Lite」と同じコントローラ「ESP32-S3FN8」を搭載した「AtomS3」と「M5Stamp S3」についても以下のリンクで詳しく紹介しています。

AtomS3の使い方、端子配列、開発環境、サンプルプログラムで詳しく紹介
プログラミング学習も電子工作もこれ1台でOK!コンパクトな設計に液晶画面,WiFi,シリアル通信,6軸センサまで搭載したAtomS3について詳しく紹介します。
M5StampS3の使い方、端子配列、初期設定、サンプルプログラムで詳しく紹介
最大23個もの多機能I/O端子が使えてWiFiも使えるM5StampS3の使い方をArduinoIDEとPlatformIOで初期設定から書き込みまで詳しく紹介します。

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