液晶、無線、SDカード、9軸センサ搭載!なんでもできる?M5Stack GRAY

M5Stackの端子配列

「GRAY」は生産終了となっています。現在は後継機として「M5Stack BASIC V2.7」がありますがこちらは振動センサがありません。
振動センサは上位機種の「CORE2」に搭載されており、液晶画面もタッチパネルになっています。

「M5Stack BASIC V2.6」「CORE2」については以下のリンクで詳しく紹介しています。

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1.概要

「M5Stack GRAY」とは、中国のM5Stackテクノロジー社の製品で、本体に液晶画面と3個のボタンがあり、SDカード、9軸(3軸ジャイロ + 3軸加速度 + 3軸磁気)センサ、スピーカーも内蔵しており、シリアル通信はもちろん、WiFi、Bluetoothにも対応、バッテリー駆動も可能と何でもありの高機能マイコンボード!これを小さくておしゃれなケースに収めたものです♪

これ単体でほとんどの機能が備わっているので、ブレッドボードで「ゴテゴテ」と配線をする手間が少なくて済みプログラミングに専念できます。

側面には出力端子があり、ジャンパー線を直接差し込んでLEDやスイッチ等を接続できます。
また、汎用性の高い「GROVE」コネクタを搭載しており「I2C」通信に対応したユニットも接続可能。(内部の電源ICとつながっているためIO設定は不可)

背面には磁石が内蔵されており冷蔵庫にも貼り付きます♪

価格は5000円程とちょっとお高めですがこれだけの機能があることを考えるとお得です。
数百円安い「M5Stack Basic」というものもありますが、こちらは9軸センサがありません。数百円しか変わらないので最初の1台なら「M5Stack GRAY」がおすすめです!

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2.基本仕様一覧表

M5Stack GRAYの基本仕様一覧表です。

項目仕様
電源5V 500mA
USBType-C
GroveコネクタI2C
本体ボタン3個(ボタンA~C)
液晶フルカラーTFT(320 × 240)
SDカードmicro SD (16GBまで)
9軸センサMPU6886 + BMM150
スピーカー1W-0923
バッテリー150mAh 3.7V
無線通信WiFi / Bluetooth
サイズ54 × 54 × 17mm

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3.端子配列

M5Stack GRAYの端子配列について紹介します。
4方の側面に端子があり、「オス」「メス」のジャンパー配線を接続することができます。

M5Stack端子配列

※右と左、上と下の同色どうしは内部で接続されています。(裏から見た図)


4.端子機能一覧表

端子ごとに入出力やアナログ入出力、通信等様々な機能があり、プログラムによって選択して使用することができます。

項目機能
電源5VUSBからの電源5Vが出力されます
制御用電源3.3V入出力制御用の電源として使用します。(入力不可)
0V電源の0V(コモン)を接続します
入力入力端子として設定可
入力のみ入力専用端子(プルアップ不可)
出力出力端子として設定可
ANアナログ入力端子として設定可
DACアナログ出力端子として設定可
GROVE4極のコネクタ、I2Cの拡張ユニットが接続可
RX0/TX0UART0に設定可(標準のシリアル通信に使用)
RX2/TX2 UART2に設定可
SDA/SDLI2C通信用(GROVEコネクタと内部で接続)
SPISPI通信用(SS/MOSI/MISO/SCK)

端子25はスピーカーと内部で直接つながっているので使用中(シリアル通信等)ここからノイズ(小さい音)が出ます。IO使用不可(切断すれば使えます。DACも使えるようになる)
SPI用端子の18と25は入力に19は入出力で使えましたが非推奨です。

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